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2021/09/15
【金相場】14日のNY金相場は、消費者物価指数の低下を背景にドル安進行が支えとなり続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1807.10ドル(+12.70ドル)と、節目の1800ドル台に浮上し、終値では9月3日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日の金相場は、序盤は売りが先行し小安く推移した。その後、米労働省が発表した8月の消費者物価指数(CPI)のうち、注目度の高いコアの上昇率は、前月比・前年同月比ともに市場予想を下回るなど低調な結果となり、外国為替市場でドルが売り戻され、ドル建てで取引される金商品は割安感から買い優勢に反転。株式が軟調となった事も材料となり、速いペースで上昇すると相場は節目の1800ドル台に回復。一時1810.60ドルまで上伸する場面もあった。
最近の雇用や物価指標の弱さを踏まえ、市場では連邦準備制度理事会(FRB)による早期の量的緩和縮小や利上げ観測が後退しているが、来週に連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、目先は様子見や持ち高調整の商いが継続する模様。
国内の金相場は、買いが優ったNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり6,948円(+19円)と、値を伸ばし、8日相場(約1週間)ぶりの高値に値戻す展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/15 6,948円 (+19円)
09/14 6,929円 (+30円)
09/13 6,899円 (-27円)
09/10 6,926円 (-4円)
09/09 6,930円 (-25円)
09/08 6,955円 (-72円)
09/07 7,027円 (-6円)
09/06 7,033円 (+43円)
09/03 6,990円 (-22円)
09/02 7,012円 (+6円)
10日間の金相場平均価格:6,965円/g
【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、低調な物価指数や株安、供給不安の緩和などを背景に調整地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス1975.60ドル(-104.20ドル)と、6日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、調整地合いから売りが出た前日までの流れを引き継ぎ時間外取引より軟調となった。また、引き続き部品供給不足から自動車メーカーの減産が警戒されたほか、供給逼迫が落ち着きを戻した事なども材料となった。また、発表された米国の物価指数の伸びが鈍化した事で、新型コロナウイルス危機からの急回復に伴う原材料の供給制約や、人手不足による影響は薄れつつあるとの見方が台頭。株式相場の下げも意識され、結局この日もマイナス圏で引けた。
国内のパラジウム相場は、弱地合いが継続したNY相場安を映し軟調に推移。買取では1gあたり7,667円(-391)円)と、7日続落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/15 7,667円 (-391円)
09/14 8,058円 (-220円)
09/13 8,278円 (-176円)
09/10 8,454円 (-253円)
09/09 8,707円 (-478円)
09/08 9,185円 (-110円)
09/07 9,295円 (-72円)
09/06 9,367円 (+61円)
09/03 9,306円 (-106円)
09/02 9,411円 (-115円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,773円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1809.45ドル、パラジウムは1962.70ドル、為替は1$109円63銭前後の値動きで推移しております。