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2021/09/16

【金相場】15日のNY金相場は、堅調な米経済指標を受けて売り優勢となり3営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1794.80ドル(-12.30ドル)と、マイナス圏での値動きで取引きを終了。朝方発表されたニューヨーク州製造業景況指数が市場予想を大幅に上回ったことで、米国株が上昇する中、金は相場を圧迫され売りが先行した。また、前日には約2週間ぶりの高値を付けた事もあって、目先の利益を確定する目的の売りも出やすかった。ただ、外国為替市場では、対ユーロでドル安が優勢となった事で、相対的に金への割安感につながり下値は限定的だった。一方、前日に発表された米消費者信頼感指数(CPI)が市場予想よりも弱い内容だったこともあり、市場では強弱感が交錯。来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の行方を見極めたいとの思惑もあり、終盤にかけては小動きなレンジでもみ合う展開となった。

国内の金相場は、マイナス圏に転じたNY相場を映し3営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり6,894円(-54円)と、3営業日ぶりに値を下げ、前日に付けた1週間ぶりの高値から値を落とす展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

09/16  6,894円 (-54円)

09/15  6,948円 (+19円)

09/14  6,929円 (+30円)

09/13  6,899円 (-27円)

09/10  6,926円 (-4円)

09/09  6,930円 (-25円)

09/08  6,955円 (-72円)

09/07  7,027円 (-6円)

09/06  7,033円 (+43円)

09/03  6,990円 (-22円)

10日間の金相場平均価格:6,953円/g


【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、最近の弱地合いによる安値拾いや、米国の製造業指数が大幅に改善したことで景気の減速懸念が和らいだ事による買い戻しから7営業日ぶりに反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1991.60ドル(+16.00ドル)と、調整地合いが一服して取引きを終了。この日のパラジウム相場は、売り優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ時間外取引では軟調となり安寄りした。しかし、その後に発表された9月のNY連銀製造業景況指数が市場予想を大幅に上回り急上昇し、新規受注と出荷が大幅に持ち直したほか、販売価格は過去最高を更新するなど堅調な結果となった事を受け、投資家心理が改善。米国株が上昇するとパラジウムも買い戻しが旺盛となり反発した。また、最近の調整による売り過剰感から安値拾いも入りやすかったほか、ドルが対ユーロで軟調となった事も材料となり、この日は7営業日ぶりにプラス圏で取引きを終えた。なお、引け後の時間外取引でも買いの勢いは衰えず、11時現在では節目の2,000ドル台を超えて2051ドルまで急伸中。

国内のパラジウム相場は、買い戻されたNY相場を映し8営業日ぶりに反発。買取では1gあたり7,777円(+110円)と、プラス圏に反転し、前日までの調整地合いが一服する展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

09/15  7,667円 (-391円)

09/14  8,058円 (-220円)

09/13  8,278円 (-176円)

09/10  8,454円 (-253円)

09/09  8,707円 (-478円)

09/08  9,185円 (-110円)

09/07  9,295円 (-72円)

09/06  9,367円 (+61円)

09/03  9,306円 (-106円)

09/02  9,411円 (-115円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,773円/g


11:50現在の金相場は1トロイオンス1798.60ドル、パラジウムは2052.85ドル、為替は1$109円30銭前後の値動きで推移しております。