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2021/09/28
【金相場】週明け27日のNY金相場は、新規の手掛かり材料難の中、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を翌日に控えて様子見ムードが広がり、横ばい圏での値動きに。中心限月の12月限は1トロイオンス1752.00ドル(+0.30ドル)と、小幅ながらプラス圏で推移して取引きを終了。朝方は対ユーロでのドル高を背景に割高感が意識されたほか、米国長期金利の上昇も相場の重しとなり売りが先行した。ただ、中国恒大集団の債務問題をめぐる懸念がくすぶる中で、安全資産としての金には押し目買い意欲も根強く、次第にプラス圏に反転浮上すると、結局小幅高で引けた。
先週開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明は、量的緩和策の縮小開始を11月にも決定することを示唆。FOMC参加者による金利見通しでは、利上げ予想時期が2022年に前倒しされた。パウエル議長は28日に議会証言をする予定で、市場では先行きの金融政策に関する新たな手掛かりが得られるか発言内容に注目している。
国内の金相場は、小幅ながら上伸したNY相場を映し3営業日続伸。買取ベースでは1gあたり6,825円(+9円)と、プラス圏で推移し、16日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/28 6,825円 (+9円)
09/27 6,816円 (+10円)
09/22 6,806円 (+19円)
09/21 6,787円 (+23円)
09/17 6,764円 (-130円)
09/16 6,894円 (-54円)
09/15 6,948円 (+19円)
09/14 6,929円 (+30円)
09/13 6,899円 (-27円)
09/10 6,926円 (-4円)
10日間の金相場平均価格:6,859円/g
【パラジウム相場】週明け27日のNYパラジウム相場は、新規材料に乏しい中で小幅安で推移。中心限月の12月限は1トロイオンス1947.70ドル(-3.40ドル)と、横ばい圏ながらマイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウム相場は、序盤は前週末相場の下げに対する反動から安値を拾われ一時1977ドルまで買われるなど上昇した。その後、長期金利の上昇や、外国為替市場でドルがユーロに対して堅調となった事を受け、次第に相場は売り優勢に反転。また、中国恒大集団の資金繰り問題の警戒感もくすぶる中、投資家心理がやや冷え込んでいる事も材料となり、結局小幅安で引けた。
国内のパラジウム相場は、小幅ながら値を下げた週明けのNY相場を映し反落。買取では1gあたり7,618円(-38円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/28 7,618円 (-38円)
09/27 7,656円 (+385円)
09/22 7,271円 (-50円)
09/21 7,321円 (-500円)
09/17 7,821円 (+44円)
09/16 7,777円 (+110円)
09/15 7,667円 (-391円)
09/14 8,058円 (-220円)
09/13 8,278円 (-176円)
09/10 8,454円 (-253円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,792円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1759.60ドル、パラジウムは1952.80ドル、為替は1$111円17銭前後の値動きで推移しております。