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2021/10/11
【金相場】週末8日のNY金相場は、米国長期金利の上昇や、週末を控えた持ち高調整売りに押され小幅続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1757.40ドル(-1.80ドル)と、横ばい圏ながらマイナス圏で推移して取引きを終了。この日発表された9月の米雇用統計で就業者数の伸びが市場予想を下回ったことを受け、金相場は買いが旺盛となり一時1782ドル近辺まで上昇した。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的金融緩和の縮小開始を遅らせるほどの悪い内容ではないとの見方が台頭すると、週末を控えた利益確定の売りも加わり上げ幅を縮小。その後は米長期金利が1.6%台に一時上昇したことが金利を生まない資産である金の圧迫要因となり、結局小幅安で引けた。
国内の金相場は、為替が円安に傾斜した事を受け反発。買取ベースでは1gあたり6,917円(+39円)と、9月15日相場(6,948円)以来およそ1ヶ月ぶりの高値となり、同日ぶりに6,900円台に浮上しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/11 6,917円 (+39円)
10/08 6,878円 (-19円)
10/07 6,897円 (+5円)
10/06 6,892円 (+12円)
10/05 6,880円 (+2円)
10/04 6,878円 (+22円)
10/01 6,856円 (+70円)
09/30 6,786円 (-5円)
09/29 6,791円 (-34円)
09/28 6,825円 (+9円)
10日間の金相場平均価格:6,860円/g
【パラジウム相場】週末8日のNYパラジウム相場は、テクニカルな買いなどから急速に上げ幅を拡大し一段高に。中心限月の12月は1トロイオンス2073.00ドル(+118.00ドル)と、大台の2000ドルを突破し、中心終値では9月13日相場(2079.80ドル)以来およそ4週間ぶりの高値で取引きを終了。中国が国慶節(建国記念日)の連休明けで市場に戻って来た事から、この日のパラジウムは時間外取引きより買いが先行し上昇した。また、発表された9月の米国雇用統計で非農業部門の雇用者数が、前月比で市場予想ほど増えなかった事を背景に、外国為替市場ではドルがユーロなどに対して軟調に推移。ドル建てのパラジウムは割安感が意識されたほか、このところの調整安に対する安値拾い、テクニカルな買いなども巻き込み急騰。相場は大台の2000ドルを突破し、一時2082ドルまで上げ幅を拡大する場面もあった。
国内のパラジウム相場は、急伸した週末のNY相場を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり8,278円(+666円)と、前営業日より+8%と上げ幅を拡大し一段高に。大台の8,000円台に乗せ、9月10日相場(8,454円)以来およそ1ヶ月ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/09 8,278円 (+666円)
10/08 7,612円 (+242円)
10/07 7,370円 (-72円)
10/06 7,442円 (+83円)
10/05 7,359円 (-99円)
10/04 7,458円 (+11円)
10/01 7,447円 (+132円)
09/30 7,315円 (-116円)
09/29 7,431円 (-187円)
09/28 7,618円 (-38円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,533円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1765.85ドル、パラジウムは2134.40ドル、為替は1$112円59銭前後の値動きで推移しております。