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2021/10/14

【金相場】13日のNY金相場は、米長期金利の低下やドル安を背景に+2%と大幅続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1794.70ドル(+35.40ドル)と、中心終値では9月15日相場(1794.80ドル)以来およそ1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。朝方は米労働省が発表した9月の消費者物価指数(CPI)がインフレの高止まりを示す内容となったことを受け、米長期金利が上昇。対ユーロでドルが買われる中で、金は売られ軟調となった。しかしその後、長期金利が低下に転じ、ドルが売り戻されたことをきっかけに金商品は急速に買いを集め、40ドル近く値を上げるなど急騰。節目の1800ドル水準まで上げ幅を拡大した。ただ、午後に9月下旬開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控え、様子見から昼ごろからは小動きとなった。
引け後に公表されたFOMC議事要旨(9月21~22日開催分)では、11月初めの次回会合で量的緩和縮小(テーパリング)の開始を決める場合、「11月中旬または12月中旬」から資産購入額を減らし始め、2022年半ばごろにテーパリングを終える道筋を示した事が明らかとなった。

国内の金相場は、大幅高となったNY相場を映し一段高に。買取ベースでは1gあたり7,111円(+107円)と、急騰し4日続伸。直近高値を上抜いて、6月16日相場(7,150円)以来およそ4ヶ月ぶりの高値を更新しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

10/14  7,111円 (+107円)

10/13  7,004円 (+34円)

10/12  6,970円 (+53円)

10/11  6,917円 (+39円)

10/08  6,878円 (-19円)

10/07  6,897円 (+5円)

10/06  6,892円 (+12円)

10/05  6,880円 (+2円)

10/04  6,878円 (+22円)

10/01  6,856円 (+70円)

10日間の金相場平均価格:6,928円/g



【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、前日の下げに対する反動や、ドル安を背景に買われ急反発。中心限月の12月限は1トロイオンス2106.10ドル(+58.30ドル)と、再度2100ドル台に乗せ、高値水準に戻して取引きを終了。軟調となった前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引きでは売りが先行し安寄りした。しかし、発表された米国の9月消費者物価指数(CPI)で、コア指数が前月比0.2%上昇と市場予想(0.3%上昇)をやや下回った事で、過度なインフレ懸念が薄れ米国長期金利が低下。外国為替市場ではドルがユーロに対して軟調となると、金をはじめその他の貴金属が堅調となる中、パラジウムも買いが旺盛となり急反発した。また、前日の下げを受けた安値拾いも入りやすく上げ幅を拡大したパラジウムは、一時2147.50ドルまで急騰する場面もあった。

国内のパラジウム相場は、大幅反発となったNY相場を映しプラス圏に反転。買取では1gあたり8,294円(+176円)と、急反発し高値水準に再浮上する展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/13  8,294円 (+176円)
 
10/12  8,118円 (-226円)

10/11  8,278円 (+666円)

10/08  7,612円 (+242円)

10/07  7,370円 (-72円)

10/06  7,442円 (+83円)

10/05  7,359円 (-99円)

10/04  7,458円 (+11円)

10/01  7,447円 (+132円)

09/30  7,315円 (-116円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,772円/g


11:20現在の金相場は1トロイオンス1796.80ドル、パラジウムは2094.25ドル、為替は1$113円54銭前後の値動きで推移しております。