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2021/10/15

【金相場】14日のNY金相場は、米国長期金利の低下を背景に3日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1797.90ドル(+3.20ドル)と、小幅ながら値を伸ばし、9月7日相場以来およそ5週間ぶりの高値で取引きを終了。時間外取引きのアジア市場では利確売りから1787.60ドルまで下げたが、ドル高が一服したことから押し目買いが観測されており、次第に買い戻しに反転。また、米長期金利が低下し、金利を生まない資産として投資妙味の増した金は買われやすかったほか、世界的に燃料価格が高騰しインフレ懸念が広がる中、金にはインフレヘッジ目的の買いも入り、一時1800ドル台を付ける場面もあった。一方、発表された米国経済指標が良好な結果となった事で、株式相場が堅調となると金は上値を抑えられ、結局小幅高で取引きを終えた。

国内の金相場は、NY相場高や円安要因から、上げ幅を拡大し直近では最長の5日続伸。買取ベースでは1gあたり7,163円(+52円)と、連日で直近高値を上抜いて、6月15日相場(7,163円)以来およそ4ヶ月ぶりの高値を更新しました。なお、週間では全日でプラス圏で推移するなど強地合いとなり、5日間の上げ幅は+285円(+4%)の上昇。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

10/15  7,163円 (+52円)

10/14  7,111円 (+107円)

10/13  7,004円 (+34円)

10/12  6,970円 (+53円)

10/11  6,917円 (+39円)

10/08  6,878円 (-19円)

10/07  6,897円 (+5円)

10/06  6,892円 (+12円)

10/05  6,880円 (+2円)

10/04  6,878円 (+22円)

10日間の金相場平均価格:6,959円/g



【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、リスク選好意欲の高まりや、テクニカル要因から買われ上げ幅を拡大。中心限月の12月限は1トロイオンス2150.90ドル(+44.80ドル)と、直近高値を上抜き、中心終値では9月8日相場(2237.30ドル)以来およそ5週間ぶりの高値を更新して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ時間外取引きより堅調となった。また、発表された米国生産者物価指数が今年最低の伸びとなりインフレ警戒が和らいだほか、新規失業保険申請件数の減少や、堅調な米国企業決算を受けて景況感が改善し株式市場が大幅高となる中、パラジウムも買いが旺盛となり上げ幅を拡大。相場は節目の2200ドルを突破し、一時2205.50ドルを付けるなど一段高となった。また、米政府のデフォルト(債務不履行)に陥る事態が一先ず回避された事も安心材料となり、この日も買い優勢で引けた。

国内のパラジウム相場は、一段高となったNY相場を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり8,432円(+138円)と、値を伸ばし、9月10日相場(8,454円)以来およそ5週間ぶりの高値となりました。なお、週間5日間では4営業日がプラス圏で推移と堅調地合いとなり+820円(+9.7%)の上昇。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/15  8,432円 (+138円)

10/14  8,294円 (+176円)

10/13  8,118円 (-226円)
 
10/12  8,344円 (+66円)

10/11  8,278円 (+666円)

10/08  7,612円 (+242円)

10/07  7,370円 (-72円)

10/06  7,442円 (+83円)

10/05  7,359円 (-99円)

10/04  7,458円 (+11円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,871円/g


11:20現在の金相場は1トロイオンス1798.35ドル、パラジウムは2128.50ドル、為替は1$113円88銭前後の値動きで推移しております。