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2021/11/01

【金相場】週末29日のNY金相場は、週末を控えた持ち高調整売りや、長期金利の上昇・ドル高を背景に相場を圧迫され3営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1783.90ドル(-18.70ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。なお、10月の月間では+26.90ドル(+1.53%)となった。この日は外国為替市場では対ユーロでドル買いが進み、ドル建ての金商品は割高感から売りが優勢となった。また、米商務省が発表した9月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比4.4%上昇と、伸び率は前月(4.2%上昇)から加速。これを受けて、米長期金利が一時1.6%台まで再び上昇したことも、金の圧迫要因となった。

国内の金相場は、売り優勢で引けた週末のNY相場を映し反落。買取ベースでは1gあたり7,138円(-36円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

11/01  7,138円 (-36円)

10/29  7,174円 (+5円)

10/28  7,169円 (-19円)

10/27  7,188円 (-26円)

10/26  7,214円 (+62円)

10/25  7,152円 (+17円)

10/22  7,135円 (-6円)

10/21  7,141円 (+44円)

10/20  7,097円 (+33円)

10/19  7,064円 (-18円)

10日間の金相場平均価格:7,147円/g



【パラジウム相場】週末29日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯し全体的に小動きな展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス1980.30ドル(-9.10ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。発表されたユーロ圏7-9月のGDPが良好な結果となり、欧州経済の成長加速が示された事を好感し、パラジウムは時間外取引きでは買いが先行し上伸した。一方、発表された米国経済指標(9月の個人消費支出物価指数)が予想以上の伸びを示した事から、外国為替市場ではドル買いが進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に相場を圧迫され買いが失速した。また、週末を控えた持ち高調整の売りも出やすかった。ただ、原油高の流れや、米国株が過去最高値を更新するなど堅調となった事が支えとなり、下値は限定的となった。

国内のパラジウム相場は、引け後の海外相場が買い戻された事を受け上伸。買取では1gあたり7,975円(+27円)と、値を伸ばす展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

11/01  7,975円 (+27円)

10/29  7,948円 (+121円)

10/28  7,827円 (-236円)

10/27  8,063円 (-138円)

10/26  8,201円 (+143円)

10/25  8,058円 (-22円)

10/22  8,080円 (-192円)

10/21  8,272円 (-110円)

10/20  8,382円 (+324円)

10/19  8,058円 (-170円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,086円/g


11:05現在の金相場は1トロイオンス1791.85ドル、パラジウムは1997.55ドル、為替は1$114円15銭前後の値動きで推移しております。