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2021/11/10
【金相場】9日のNY金相場は、米消費者物価指数(CPI)統計の発表を翌日に控えて、神経質な商いとなる中、小幅高で推移し4営業日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1830.80ドル(+2.80ドル)と、前日相場同様に9月3日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、堅調となった前日までの反動から時間外取引のアジア市場では利確売りが先行し小安く推移した。しかし、米労働省が朝方発表した10月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.6%上昇となり、市場予想と一致。前年同月比では8.6%上昇し、伸び率は過去最大だった前月と同じで、インフレの高止まりを示す内容となった事でヘッジ目的から金は買われ上昇。また、外国為替市場では引き続きドルがユーロに対して軟調となった事もドル建ての金に割安感を与えプラス圏に浮上した。
国内の金相場は、小幅ながら値を伸ばし4営業日続伸。買取ベースでは1gあたり7,247円(+6円)と、前日に続き6月11日相場以来およそ5ヶ月ぶりの高値更新となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/10 7,247円 (+6円)
11/09 7,241円 (+14円)
11/08 7,227円 (+78円)
11/05 7,149円 (+40円)
11/04 7,109円 (-59円)
11/02 7,168円 (+30円)
11/01 7,138円 (-36円)
10/29 7,174円 (+5円)
10/28 7,169円 (-19円)
10/27 7,188円 (-26円)
10日間の金相場平均価格:7,181円/g
【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、前日までの連騰に対する反動から利確売りに押され4営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス2022.10ドル(-55.60ドル)と、前日の上げ幅を戻して取引きを終了。この日のパラジウム相場は、前日まで3連騰し約3週間ぶりの高値を付けていた事から、時間外取引より利確売りに押され軟調となった。また、欧州株価に続き、米国の株式相場が値を下げた事も意識され、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、利確売りに押されたNY相場を映し3営業日ぶりに反落。買取では1gあたり8,036円(-181円)と、マイナス圏に転じ値を下げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/10 8,036円 (-181円)
11/09 8,217円 (+66円)
11/08 8,151円 (+126円)
11/05 8,025円 (-49円)
11/04 8,074円 (-116円)
11/02 8,190円 (+215円)
11/01 7,975円 (+27円)
10/29 7,948円 (+121円)
10/28 7,827円 (-236円)
10/27 8,063円 (-138円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,051円/g
10:30現在の金相場は1トロイオンス1834.80ドル、パラジウムは2037.85ドル、為替は1$112円87銭前後の値動きで推移しております。