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2022/01/11

【金相場】週明け10日のNY金相場は、米長期金利の上昇を眺めて綱引きとなった後、押し目を買われ小幅続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1798.80ドル(+1.40ドル)と、横ばい圏ながら値を伸ばして取引きを終了。前週末に発表された昨年12月の米雇用統計では、失業率の低下と賃金圧力の高まりが確認された。これを受け、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が3月にも利上げに動く可能性があるとの見方が台頭。12日発表の米消費者物価指数(CPI)を前に10日も金利高が進み、10年債利回りは一時約1.8%台に上昇するなど約2年ぶりの高水準となった。これを眺め、金相場はインフレヘッジとしての買いと、利回り上昇に伴う売りが交錯し、前週末清算値を挟んでもみ合う展開に。対ユーロでのドル上昇に伴う割高感にも圧迫されたが、終盤には世界的な株安連鎖が安全資産としての金買いを後押しし、結局プラス圏で引けた。

国内の金相場は、堅調となった7日・10日のNY相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり7,291円(+11円)と、3営業日ぶりに値を上げプラス圏に反転しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

01/11  7,291円 (+11円)

01/07  7,280円 (-82円)

01/06  7,362円 (-26円)

01/05  7,388円 (+129円)

12/24  7,259円 (+35円)

12/23  7,224円 (+49円)

12/22  7,175円 (+16円)

12/21  7,159円 (-32円)

12/20  7,191円 (-1円)

12/17  7,192円 (+44円)

10日間の金相場平均価格:7,388円/g



【パラジウム相場】週明け10日のNYパラジウム相場は、ドル高や株安に押されマイナスサイドに反転。中心限月の3月限は1トロイオンス1909.20ドル(-12.40ドル)と、反落して取引きを終了。前週末7日相場はドル安の流れを受けて買いが強まり、終値では年初来高値となるなど約2週間(12月29日相場以来)ぶりの高値を記録した。その反動もあって、週明けこの日のパラジウム相場は一部で利益を確定する動きが出やすかったほか、米株式相場が下落し、株式と同様にリスク資産とされる原油やパラジウムも軟調となった。ただ、売り一巡後は押し目買いが観測された事や、米国株が終盤にかけて持ち直した事で買い戻しが入り下げ幅を縮小する展開となった。

国内のパラジウム相場は、7日のNY相場の上昇分を映して上げ幅を拡大。買取では1gあたり7,783円(+138円)と、大きく値を伸ばし、年初来高値を更新。昨年末12月24日相場(7,854円)以来およそ3週間ぶりの高値となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/11  7,783円 (+138円)

01/07  7,645円 (+22円)

01/06  7,623円 (-39円)

01/05  7,662円 (-192円)

12/24  7,854円 (+341円)

12/23  7,513円 (+379円)

12/22  7,134円 (+165円)

12/21  6,969円 (+6円)

12/20  6,963円 (-22円)

12/17  6,985円 (+467円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,413円/g


11:10現在の金相場は1トロイオンス1809.70ドル、パラジウムは1918.85ドル、為替は1$115円37銭前後の値動きで推移しております。