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2022/01/13

【金相場】12日のNY金相場は、米インフレ指標の上振れを示す内容や、対ユーロでのドル安を背景に買われ4営業日続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1827.30ドル(+8.80ドル)と、値を伸ばし終値では昨年11月19日相場(1851.60ドル)以来およそ2ヶ月ぶりの高値を更新して取引きを終了。米労働省が朝方発表した昨年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.0%上昇。1982年6月以来39年半ぶりの高い伸びを記録した。インフレの高止まりを示す内容に、ヘッジ資産としての魅力が高まった金商品は買いが活発化した。また、市場予想とほぼ一致する内容となったことを受けて、急速な米金融引き締めへの過度の警戒感が後退し米国長期金利が低下したほか、外国為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことも、ドル建てで取引される商品としての割安感を強め、この日は約2ヶ月ぶりの高値で引けた。

国内の金相場は、為替が円高に傾斜した事からマイナスサイドに転じ反落。買取ベースでは1gあたり7,337円(-33円)と、3営業日ぶりに値を下げる展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

01/13  7,337円 (-33円)

01/12  7,370円 (+79円)

01/11  7,291円 (+11円)

01/07  7,280円 (-82円)

01/06  7,362円 (-26円)

01/05  7,388円 (+129円)

12/24  7,259円 (+35円)

12/23  7,224円 (+49円)

12/22  7,175円 (+16円)

12/21  7,159円 (-32円)

10日間の金相場平均価格:7,285円/g



【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯した後にマイナスサイドで取引きを終了。中心限月の3月限は1トロイオンス1915.80ドル(-6.30ドル)と、反落して取引きを終了。米労働省が朝方発表した昨年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.0%上昇と、39年半ぶりの高い伸びとなった。ただ、市場予想とほぼ一致する内容だったことから、急速な米金融引き締めへの警戒感が和らぎ、外国為替市場では対ユーロでドルが軟化。ドル建て商品として割安感が生じたパラジウムは他貴金属同様に序盤は買いが先行し一時1948ドル超まで上伸した。ただ、前日には約2週間ぶりの高値を更新するなど一段高となっていた事もあって、一部で利益を確定する動きも出やすく引けにかけてマイナスサイドに反転した。

国内のパラジウム相場は、マイナス圏に反転したNY相場を映し4営業日ぶりに反落。買取では1gあたり7,689円(-99円)と、前日に付けた約3週間ぶり(昨年末24日相場以来)の高値から後退しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/13  7,689円 (-99円)

01/12  7,788円 (+5円)

01/11  7,783円 (+138円)

01/07  7,645円 (+22円)

01/06  7,623円 (-39円)

01/05  7,662円 (-192円)

12/24  7,854円 (+341円)

12/23  7,513円 (+379円)

12/22  7,134円 (+165円)

12/21  6,969円 (+6円)

12/20  6,963円 (-22円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,566円/g


12:35現在の金相場は1トロイオンス1828.95ドル、パラジウムは1910.70ドル、為替は1$114円58銭前後の値動きで推移しております。