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2022/01/21

【金相場】20日のNY金相場は、売り買いが交錯しほぼ横ばい圏での値動きに。中心限月の2月限は1トロイオンス1842.60ドル(-0.60ドル)と、小幅安で取引きを終了。前日に2カ月ぶりの高値を付けたことで買いが一巡。この日は高値警戒感から利益確定の売りが先行した。また、米国株高を背景に投資家のリスク回避姿勢が後退し、安全資産とされる金は売られやすい展開となったほか、米長期金利が高止まりする中で対ユーロでドルが上昇した事も金の上値を抑える要因となった。ただ、ウクライナをめぐって欧米諸国とロシアの外交関係が悪化するなど地政学リスクへの警戒感や、インフレ懸念が強まる中でインフレヘッジとして金を買う動きも依然として根強く午後にかけては買い戻され、結局前日終値水準まで値を戻して引けた。

国内の金相場は、NY相場を映してマイナス圏へ反転。買取ベースでは1gあたり7,348円(-32円)と、前日に付けた約2週間ぶりの高値から値を下げる展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

01/21  7,348円 (-32円)

01/20  7,380円 (+84円)

01/19  7,296円 (-14円)

01/18  7,310円 (+21円)

01/17  7,289円 (-2円)

01/14  7,291円 (-46円)

01/13  7,337円 (-33円)

01/12  7,370円 (+79円)

01/11  7,291円 (+11円)

01/07  7,280円 (-82円)

10日間の金相場平均価格:7,319円/g



【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、ロシア・ウクライナ情勢の緊迫化による供給不安を背景に買い地合いが継続。中心限月の3月限は1トロイオンス2073.70ドル(+65.30ドル)と、3営業日続伸し、中心終値では昨年11月18日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値を更新して取引きを終了。この日は米国株式相場が上昇スタートとなった事を受け、投資家心理が改善されパラジウムにも買いが旺盛となった。また、ウクライナを巡る地政学リスクの高まりなど目先の供給不安も引き続き意識され上げ幅を拡大。相場は一時2085ドルを付けるなど一段高となった。一方、ドルがユーロに対して堅調となった事から割高感が意識される場面もあったが、テクニカルな買いに支えられ、そのまま高値圏を維持して引けた。

国内のパラジウム相場は、一段高となったNY相場を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり8,173円(+181円)と、4日続伸し、前日同様に昨年11月22日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/21  8,173円 (+181円)

01/20  7,992円 (+380円)

01/19  7,612円 (+55円)

01/18  7,557円 (+16円)

01/17  7,541円 (-16円)

01/14  7,557円 (-132円)

01/13  7,689円 (-99円)

01/12  7,788円 (+5円)

01/11  7,783円 (+138円)

01/07  7,645円 (+22円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,734円/g


12:00現在の金相場は1トロイオンス1847.75ドル、パラジウムは2051.70ドル、為替は1$113円72銭前後の値動きで推移しております。