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2022/02/03
【金相場】2日のNY金相場は、米長期金利の低下やドル安を背景に3営業日続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1810.30ドル(+8.80ドル)と、買い優勢で取引きを終了。米民間雇用サービス会社ADPが朝方発表した1月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数は、前月比30万1000人減と、市場予想の20万7000人増を下回った。これを受けて、雇用の回復ペースに警戒感が広がり米国長期金利が低下。外国為替市場では対ユーロでドルが軟化すると、ドル建てで取引される金商品の割安感につながり、買いが優勢となった。また、この日は米国防総省がウクライナ情勢の緊迫化を受け、数日中に米兵約2000人をポーランドとドイツに増派すると発表。これをきっかけに安全資産とされる金需要がさらに高まったことも相場の支援材料となった。
国内の金相場は、買い優勢となったNY相場を映し上昇。買取ベースでは1gあたり7,269円(+13円)と、プラス圏に転じ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/03 7,269円 (+13円)
02/02 7,256円 (-9円)
02/01 7,265円 (+21円)
01/31 7,244円 (-37円)
01/28 7,281円 (-48円)
01/27 7,329円 (-51円)
01/26 7,380円 (+12円)
01/25 7,368円 (+47円)
01/24 7,321円 (-27円)
01/21 7,348円 (-32円)
10日間の金相場平均価格:7,306円/g
【パラジウム相場】2日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感や、需給が締まった環境が当面続くとみた買いが入り上昇。中心限月の3月限は1トロイオンス2369.50ドル(+23.00ドル)と、3営業日ぶりに反発し、直近高値(約5ヶ月半ぶり)を付けた1月28日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。ウクライナ情勢の緊迫化を背景に先行き需給の引き締まりが警戒された事で、パラジウムは買いが先行した。また、米国株が堅調となった事や、ドル安の進行も割安感を与え、相場は一時2424ドルと節目の2400ドル台を付ける場面もあったが、買い一巡後は一部で利確売りが出た事で上値を抑えられた。
国内のパラジウム相場は、小幅安に転じ反落。買取では1gあたり9,515円(-6円)と、横ばい圏ながら小幅安に転じ、値を落とす展開となりました、
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/03 9,515円 (-6円)
02/02 9,521円 (+50円)
02/01 9,471円 (-105円)
01/31 9,576円 (-55円)
01/28 9,631円 (+242円)
01/27 9,389円 (+660円)
01/26 8,729円 (+171円)
01/25 8,558円 (+148円)
01/24 8,410円 (+237円)
01/21 8,173円 (+181円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,097円/g
11:25現在の金相場は1トロイオンス1813.70ドル、パラジウムは2389.55ドル、為替は1$114円40銭前後の値動きで推移しております。