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2022/04/05

【金相場】週明け4日のNY金相場は、ウクライナを巡りロシアとの停戦期待がしぼむ中で逃避目的として買いを集め反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1934.00ドル(+10.30ドル)と、買い優勢で取引きを終了。ロシア軍が侵攻したウクライナの首都キーウ近郊で民間人の遺体が多く見つかったことを受け、欧州連合(EU)はこの日、非難声明を発表。併せて「EUはロシアに対するさらなる制裁の作業を緊急で進める」と表明した。対ロ制裁強化策として、同国産エネルギー資源への依存低減を主張する声が上がる中、ユーロ圏経済の下押し警戒感からリスク回避ムードが拡大。安全資産とされる金は買われ、午前中に一時1941.60ドルまで上昇した。しかし、この日は原油高を背景に米長期金利が上昇し、外国為替市場では対ユーロなどでドル買いが進行した事もあって、買い一巡後はやや上値の重い展開となった。

国内の金相場は、プラス圏に転じた週明けのNY相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり8,325円(+56円)と、3月29日相場以来およそ1週間ぶりの高値に戻し、最高値水準に再浮上する展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

04/05  8,325円 (+56円)

04/04  8,269円 (-24円)

04/01  8,293円 (+4円)

03/31  8,289円 (+30円)

03/30  8,259円 (-76円)

03/29  8,335円 (-61円)

03/28  8,396円 (-1円)

03/25  8,397円 (+127円)

03/24  8,270円 (+110円)

03/23  8,160円 (+37円)

10日間の金相場平均価格:8,299円/g



【パラジウム相場】週明け4日のNYパラジウム相場は、ウクライナとロシアの停戦協議は難航するとの見方が強まった事で、供給逼迫が長期化するとの警戒感が高まり買い地合いが継続。中心限月の6月限は1トロイオンス2275.00ドル(+7.50ドル)と、4営業日続伸し、3月25日相場(約2週間)ぶりの高値に戻して取引きを終了。ロシア軍が撤退したウクライナの首都キーウ近郊で多数の民間人の遺体が見つかり、同軍による虐殺との批判が高まった。ウクライナとロシアの停戦協議は難航するとの見方が強まり、パラジウムは時間外取引より買いが先行。また、欧州連合(EU)が経済制裁の強化の検討を始めたと伝わり、ロシアからの供給が絞られるとの観測が強まった事も買いを促す展開となった。その後、外国為替市場でドル高が進んだ事で上値を重くするも、引き続き先行き供給への警戒感から買い支えられ、この日もプラス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、マイナス圏で推移し反落。買取では1gあたり9,884円(-22円)と、値を下げる展開となりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは急騰中。年初来から本日までにgあたり+2,030円(+20.5%)と、価格水準を切り上げて推移中。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

04/05   9,884円 (-22円)

04/04   9,906円 (+160円)

04/01   9,746円 (-132円)

03/31   9,878円 (+280円)

03/30   9,598円 (-456円)

03/29  10,054円 (-358円)

03/28  10,412円 (-605円

03/25  11,017円 (+39円)

03/24  10,978円 (+27円)

03/23  10,951円 (-137円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,242円/g


10:50現在の金相場は1トロイオンス1934.15ドル、パラジウムは2297.70ドル、為替は1$122円63銭前後の値動きで推移しております。