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2022/04/07

【金相場】6日のNY金相場は、売り買いが交錯し小幅安に。中心限月の6月限は1トロイオンス1923.10ドル(-4.40ドル)と、マイナスサイドで取引きを終了。引け後に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控え、この日の相場は様子見ムードが台頭。ハト派と目される連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事が5日、0.5%の大幅利上げや5月会合での資産縮小開始の可能性を示唆する中、6日も米長短金利が一段と上昇し、外国為替市場ではドルがユーロなどに対して堅調に推移した事で、金相場の上値を抑える展開となった。一方、ウクライナ危機に伴う地政学的リスクや、インフレ高進観測が相場の支援材料となって売り一巡後は買い戻しに反転。結局、前日終値水準まで値戻す展開となった。

国内の金相場は、堅調地合いを維持して3日続伸。買取ベースでは1gあたり8,354円(+23円)と、3月29日相場(約1週間)ぶりの高値となり、最高値水準に再浮上する展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

04/07  8,354円 (+23円)

04/06  8,331円 (+6円)

04/05  8,325円 (+56円)

04/04  8,269円 (-24円)

04/01  8,293円 (+4円)

03/31  8,289円 (+30円)

03/30  8,259円 (-76円)

03/29  8,335円 (-61円)

03/28  8,396円 (-1円)

03/25  8,397円 (+127円)

10日間の金相場平均価格:8,325円/g



【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、原油安や金利上昇、ドル高が重しとなりマイナス圏での値動きに。中心限月の6月限は1トロイオンス2184.70ドル(-50.60ドル)と、売り優勢で取引きを終了。ロシア軍による民間人殺害を理由に、米政府は6日、ロシアに対して銀行最大手との取引禁止や新規投資の全面禁止を柱とした追加制裁を発表。欧州連合(EU)も5日にロシア産石炭の輸入や船舶入港を禁じる制裁案を発表しており、制裁強化による一層の供給逼迫が警戒され、パラジウムは序盤は買いが先行した。しかし、消費国による石油備蓄放出の報道で原油が大きく下げると相場は次第に軟調な展開に反転。また、米国長期金利が上昇し、為替がドル高に振れた事で割高感が意識された事も圧迫材料となり、結局売り優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、売り優勢となったNY相場を映し3日続落。買取では1gあたり9,587円(-170円)と、マイナス圏での値動きとなりました。。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは高騰中。年初来から本日までにgあたり+1,733円(+18.1%)と、価格水準を切り上げて推移中。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

04/07   9,587円 (-170円)

04/06   9,757円 (-127円

04/05   9,884円 (-22円)

04/04   9,906円 (+160円)

04/01   9,746円 (-132円)

03/31   9,878円 (+280円)

03/30   9,598円 (-456円)

03/29  10,054円 (-358円)

03/28  10,412円 (-605円

03/25  11,017円 (+39円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,984円/g


現在の金相場は1トロイオンス1929.50ドル、パラジウムは2247.85ドル、為替は1$123円72銭前後の値動きで推移しております。