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2022/05/16
【金相場】週末13日のNY金相場は、米国長期金利の上昇やドルの堅調な値動きを眺めて売りが優勢となり続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1808.20ドル(-16.40ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。時間外取引きのアジア市場では1827.60ドルまで買われたが、急速な米金融引き締めによる景気減速懸念が落ち着き、この日は米長期金利が再び上昇。外国為替市場でドルが対ユーロで買い進まれる中、ドル建てで取引される金相場は次第に割高感が意識され次第にマイナス圏に反転した。また、米国株などリスク資産が買われた事も圧迫材料となり軟調となった。ただその後は、安値拾いの買いや、週末前の持ち高調整の買いが入り、下げ幅を一部縮小する展開となった。
国内の金相場は、海外相場の時間外取引の伸びや為替要因からプラス圏で推移し反発。買取ベースでは1gあたり8,249円(+11円)と、値を上げ反発しました。インフレ高進や、地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、年初来では+990円(+12%)と、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/16 8,249円 (+11円)
05/13 8,238円 (-199円)
05/12 8,437円 (+31円)
05/11 8,406円 (-73円)
05/10 8,479円 (-164円)
05/09 8,643円 (+138円)
04/28 8,805円 (-14円)
04/27 8,519円 (-8円)
04/26 8,527円 (-193円)
04/25 8,720円 (-91円)
10日間の金相場平均価格:8,472円/g
【パラジウム相場】週末13日のNYパラジウム相場は、景気先行き不透明感を背景とした前日までのリスク回避ムードが一服し世界的に株高となる中、同じくリスク資産であるパラジウムも買い戻しが入り反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1917.70ドル(+57.10ドル)と、4営業日ぶりに反発して取引きを終了。新型コロナウイルスの感染対策で都市封鎖が続く中国・上海市は13日、5月中旬をメドに新規感染者数を「実質ゼロ」とする目標を示し、同時に同国内での景気支援を示す方針を表明した事から景気減速を巡る過度な懸念が和らぎ、パラジウムは時間外取引きより買いが先行した。また、原油相場や株式相場などリスク資産への買いが旺盛となった事も支援材料となり上げ幅を拡大。相場は一時1952ドルまで上伸する場面もあった。
国内のパラジウム相場は、買い優勢に反転した週末のNY相場を映し反発。買取では1gあたり9,004円(+110円)と、4営業日ぶりに値を上げ、節目の9,000円台に再浮上しました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは高騰中。年初来から本日までにgあたり+1,150円(+12.7%)と、価格水準を切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/16 9,004円 (+110円)
05/13 8,894円 (-363円)
05/12 8,257円 (-264円)
05/11 8,521円 (-66円)
05/10 9,587円 (+193円)
05/09 9,394円 (-534円)
04/28 9,928円 (+178円)
04/27 9,752円 (-33円)
04/26 9,785円 (-737円)
04/25 10,522円 (-445円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,564円/g
11:10現在の金相場は1トロイオンス1823.90ドル、パラジウムは1939.65ドル、為替は1$128円86銭前後の値動きで推移しております。