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2022/05/23

【金相場】週末20日のNY金相場は、売り買いが交錯しながらも小幅高に振れ続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1842.10ドル(+0.90ドル)で、取引きを終了。なお、週間では+33.90ドル(+1.87%)となった。高インフレの影響による米企業業績の悪化が懸念される中、米株価が軟調に推移。投資家のリスク回避姿勢が強まる中、安全資産として金が買われやすい流れとなった。一方で、対ユーロでのドル上昇に伴う割高感は相場の重しとなり、結局ほぼ横ばい圏で引けた。

国内の金相場は、小幅ながらプラス圏で推移した週末のNY相場を映し続伸。買取ベースでは1gあたり8,297円(+27円)と、値を伸ばし上伸しました。インフレ高進や、地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、年初来では+1,038円(+12.5%)と、現在一段高で推移中。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

05/23  8,297円 (+20円)

05/20  8,277円 (+96円)

05/19  8,181円 (-78円)

05/18  8,259円 (-35円)

05/17  8,294円 (+45円)

05/16  8,249円 (+11円)

05/13  8,238円 (-199円)

05/12  8,437円 (+31円)

05/11  8,406円 (-73円)

05/10  8,479円 (-164円)

10日間の金相場平均価格:8,312円/g



【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、前日までの連騰に対する利確売りや、ドル高の進行、株価急落の影響もあって4営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1992.60ドル(-39.60ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。ロックダウンの緩和に踏み出した中国・上海で金融機関の営業再開が許可され、経済活動正常化への期待が拡大した事から、パラジウムは時間外取引では買いが先行し一時節目の2100ドルまで上昇した。しかし、前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言などをきっかけに、急激な金融引き締めによる景気失速への警戒感が台頭。18日はリスク資産である株式が売り込まれる一方、基軸通貨であるドルは上昇し割高感が意識されたほか、このところの連騰に対する利確売りも出やすく、相場は次第に売り優勢に反転した。

国内のパラジウム相場は、利確売りなどに押された週末のNY相場を映し反落。買取では1gあたり9,037円(-137円)と、マイナス圏での値動きとなりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは高騰中。年初来から本日までにgあたり+1,183円(+13.1%)と、価格水準を切り上げて推移中。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

05/23  9,037円 (-137円)

05/20  9,174円 (+27円)

05/19  9,147円 (-357円)

05/18  9,504円 (+181円)

05/17  9,323円 (+319円)

05/16  9,004円 (+110円)

05/13  8,894円 (-363円)

05/12  8,257円 (-264円)

05/11  8,521円 (-66円)

05/10  9,587円 (+193円)

05/09  9,394円 (-534円)

04/28  9,928円 (+178円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,245円/g


14:45現在の金相場は1トロイオンス1862.55ドル、パラジウムは1994.50ドル、為替は1$127円61銭前後の値動きで推移しております。