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2022/07/20
【金相場】19日のNY金相場は、米欧などの金融政策決定の行方に注目が集まる中、横ばい圏ながら値を伸ばし上伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1710.70ドル(+0.50ドル)と、小幅続伸して取引きを終了。21日開催の欧州中央銀行(ECB)定例理事会で25ベーシスポイント(bp)もしくは50bpの利上げについて議論する見込みと報じられた事をきっかけに、外国為替市場ではドルがユーロなどに対して下落。ドル建てで取引される金商品の割高感が薄れ、相場は早朝にプラス圏に浮上した。しかし、今週から来週にかけては、ECBや日銀、連邦準備制度理事会(FRB)など主要中銀による政策決定が相次ぐことから、ひとまず一連の結果を待ちたいとして様子見姿勢も強く、午後に入ってからも横ばい圏でのもみ合いが続いた。
国内の金相場は、小幅続伸したNY相場や円安要因から値を上げ上昇。買取ベースでは1gあたり8,318円(+30円)と、3営業日ぶりに反発しました
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/20 8,318円 (+30円)
07/19 8,288円 (-11円)
07/15 8,352円 (-64円)
07/14 8,363円 (+81円)
07/13 8,282円 (-84円)
07/12 8,366円 (+30円)
07/11 8,336円 (+13円)
07/08 8,323円 (+9円)
07/07 8,314円 (-130円)
07/06 8,444円 (-199円)
10日間の金相場平均価格:8,339円/g
【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、ここ最近の売り過剰感やリスク回避ムード一服を背景に買われ続伸。中心限月の9月限は1トロイオンス1854.20ドル(+5.10ドル)と、プラス圏で取引きを終了。欧州中央銀行(ECB)が今週の定例理事会で0.5%の大幅利上げに踏み切るとの観測が台頭し、この日はドルがユーロなど主要通貨に対して下落。ドル建て商品の割安感が強まった。また、最近の調整地合いによる値頃感が意識されやすかったほか、市場ではFRBが7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の4倍に当たる1%の利上げに踏み切るとの観測が薄れつつあり、19日は米株式市場でダウ工業株30種平均が700ドル超上昇。投資家が運用リスクを取る姿勢を強め、株と同様にリスク資産に位置付けられるパラジウムにも買いが入った。
国内のパラジウム相場は、買いが継続したNY相場を映し上昇。買取では1gあたり9,108円(+115円)と、5営業日ぶりに反発し、9,000円台に再浮上しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/20 9,108円 (+115円)
07/19 8,993円 (-264円)
07/15 9,257円 (-225円)
07/14 9,482円 (-237円)
07/13 9,719円 (-528円)
07/12 10,247円 (+66円)
07/11 10,181円 (+715円)
07/08 9,466円 (+281円)
07/07 9,185円 (+11円)
07/06 9,174円 (+27円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,481円/g
現在の金相場は1トロイオンス1719.55ドル、パラジウムは1897.70ドル、為替は1$138円09銭前後の値動きで推移しております。